結婚相談所経営研究会

①あなたのできることとやりたいことは求められていない

間違いのひとつ目は、あなたが得意としていることを提供しようとしてしまうことです。売り手側と買い手側を逆に考えてみましょう。
あなたが買い物をする立場だとしたら、買いたいものを買いますよね。
あなたが今不要だと思うものを勧められても買いませんよね。
ということは、あなたが提供できるものや得意なことを勧めてもそれが求められていないものならば、あなたの話を聞いたところで誰も入会はしてくれないのです。あなたが提供できるものを考えるだけでは集客につながらない場合が多いものです。あなたのところに届くお問合わせや無料相談に来てくださる方と向き合い、あなたに何を求められているのかを知る必要があるのです。

②勘違いしているペルソナ像

集客に関する書籍や記事などを読むと必ず出てくる言葉が「ペルソナ」という言葉です。これは簡単にいうと「どんな人が会員になってもらいたいか」といういわゆるターゲット像を明確にしましょうということなのです。しかしペルソナ像の設定について多くの方は勘違いしているのです。　開業時にペルソナ像を決めることは大切なことです。それがなければ誰に向けて発信していけば良いかがわからなくなってしまうからです。

｜柔軟に｜

しかし初めに決めたベルソナ像を引きずってはいけません。なぜなら開業時にこんな人に来てほしいと思った人とお問合わせしてくれた人のイメージが違う場合があるからです。ということは今あなたのホームページやSNSでの発信はあなたが定めたペルソナには届いておらずお問合せなどのアクションを起こしてくれた人に届いているのです。

ペルソナというのは「来てほしい人ではなく、来てくれた人のこと」です。最初に決めた来てほしい人にアクションしてほしいと思ったらホームページを筆頭に様々な媒体で露出しているものを変更する必要がありますので現実的ではありません。素直にアクションを起こしてくださった人をペルソナに設定し直しましょう。

③集客にお金をかけすぎる

どうしても開業したばかりの頃は集客を急ぐあまり露出を増やそうとしてWEB広告やWEBコンサルに多額の費用をかけてしまう方もいらっしゃいますが、それは無駄になってしまう可能性が高いです。なぜなら広告費をかけるにはそれ相応にあなたの結婚相談所が育っていなければ効果は薄いのです。お金をかける前に自分でできることはないかを考えてみましょう。例えばSNSでの発信もアカウントが育てば費用をかけずに露出が高められます。　無料でできることは積極的に自分で取り組みましょう。集客は結婚相談所経営の核の部分です。開業したばかりの自分の結婚相談所なのだから経営の核の部分を他人に渡してはいけません。
お金をかけるのは再現性が高く集客に繋がることにだけです。

｜私の本音｜

私はホームページにお金をかけることに対し懐疑的です。

なぜならホームページで集客している結婚相談所はあまりいないからです。多くはSNSでの発信から公式LINEへの誘導という入会までの動線を敷いている場合が多いので、ホームページは結婚相談所が存在していてちゃんと活動しているよという存在確認のためにつくられているのです。にも関わらずホームページに30万円以上もかける方は業者さんにとってただの良いお客さんです。そして自分で手をかけてみるから外注した時の相場観もわかってきますし、不要な作業に高額の請求がくるといったトラブルも避けられるのです。コードを書く勉強はしなくても作れますから、ぜひホームページは自分の手で行うようにしましょう。

WEB広告やWEBコンサルはある程度認知度が高まってから依頼しなければ思っているような効果は出せません。
例えば私がWEBコンサルを依頼するのなら効果が見込めます。なぜなら集客の動線は対面のセミナーだけなので、WEB集客を行うとおそらく月5名ほどの問合わせが増えそのうち1名はご入会に繋がるという試算が成り立つからです。