どうすれば競合他社に
勝てるのか?
「結婚相談所を開業しよう!」と考え始めた時に加盟する団体の本部から様々な説明を受けに行きます。その中では結婚相談所の開業がいかに収入面で他の業種と比較して優位性を説明される。そして成功している例を基にあなたが開業した後に得られる収入の見込みを見せられる。
「こんなに低リスクでさほど高いスキルが不要で開業ができるなんて」という考えに基づき開業を決めてしまう。
さて、ここまでは自分のことしか視界に入っていませんよね?
どうすれば入会してもらえるのかというところまでは考えが至っていない。結婚相談所を開業してしまって入会者がいない状態が数ヶ月間続いてから慌ててどうすれば集客できるのかを考え始める。
残念なことに集客ができていない結婚相談所の多くはこのように考えることが足りないままに開業してしまうケースが多いのです。
開業する前に最低限必要なこととして、自分の商圏にライバルはどのくらいいるのか、そしてそれらのライバルはどのようなサポートを売りにしているのか、どのくらいの料金をもらっているのか、競合他社を知り研究と分析を行うことは必須です。
自分の特徴を打ち出す前に、どうすれば競合他社に勝てるのか、または競合他社に負けないのか、その戦略を立てておく必要があるのです。
でも本当はライバルなんていないことに気づくべき
これはスティーブ・ジョブズがiMacの開発をしていた当時、周囲に語った言葉です。実はここに集客の本質が含まれているのです。
同業他社のライバルたちの動向を見て研究しこれから先の自分の結婚相談所の経営方針を決める。
それがいかに馬鹿げたことなのかをスティーブ・ジョブスは教えてくれています。
また売上を伸ばす方法を考えるときのヒントを私は恩師からこのように教えていただきました。
「売上を前年対比110%を目指して考えるのではなく、つくりたい売上を最初に設定するんだ。それがたとえ前年実績の5倍や10倍でも構わない。最初から110%を目指すと結果として100%ギリギリになってしまうこともある。そして何より110%を目指すと発想が今と同じようなレベルになる。しかし5倍10倍を考えると、今歩いているスピードだけど、走るだけにとどまらず車を使うとか飛行機を使うとかロケットを飛ばすと言ったように突拍子もないアイディアが必要になるんだ。その中から活かせるアイディアを形にする。そうした考え方がこれからは必要だ。」そう教わったのです。
つまりは同業他社の動向を研究しているだけでは所詮その土俵からは抜け出せないということを今回お伝えしたかったのです。
目指すべきは
自身のブランド化
私は自身を唯一無二の存在であると自覚しているし、他社と比較されて勝ち負けという同じ土俵に立たされる必要はないと考えております。
つまりは他社と比較している時点でその方は私の会員様候補ではないのです。それだけはっきりとペルソナの設定をして、本来私のところに来るべきではない方を受け入れないという姿勢を貫くのです。それが結果として自分自身がブランドとなっていくのです。